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滋賀県大津市にある近江神宮のご紹介。

近江神宮は天智天皇を祀る神社です。天智天皇の御事績は明治維新に至る1200年の基礎となり、古くは奈良時代から、御歴代の天皇陛下の中でも格別の位置におかれ、格別の崇敬がありました。この1300年にわたる敬仰の歴史の上に、全国崇敬者の熱誠により昭和15年11月7日に天智天皇の古都である近江大津京ゆかりの大津市錦織　南志賀の地にご鎮座になりました。戦後の発掘調査により近江大津宮の一角に間違いないことが確定的になった地です。当時の御社格か官幣大社でしたが、やがて勅祭社に定められ、毎年4月20日の例祭では宮中より勅使が御差遣されています。

天智天皇の御事績は政治、経済、文化の多方面に渡りますが、ことに天智天皇６年(667)都を近江大津京に定て、我が国の法律の源である近江令を制定され、国の大本を確立されたと、日本最初の官立学校を創設、教育制度を確立されたことなど、のちの日本に大きな影響を残されました。また、百人一首の御製によって広く国民に親しまれています。