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滋賀県大津市にある大津祭曳山展示館

2021.05.11

滋賀県で人気No.1のフォトウェディング・前撮り専門店滋賀ブライダルフォトワークスがオススメする滋賀県の観光スポット情報!今回、ご紹介するのは滋賀県大津市にある「大津曳山祭展示館」です。大津曳山祭展示感は、大津市の市民が誇る伝統祭りである大津祭の魅力を日本国内外の皆様に知ってもらうための曳山祭テーマ館となっております。展示館の1Fは存在感抜群の原寸大レプリカを展示し、その曳山を中心に大津の街並みを壁面に模し、街の賑わいを再現したエリア。特大のマルチスクリーンでは大津祭当日の様子を来館者に知ってもらうオリジナル映像や、お囃子を実際に体験できるエリアがあり、大津祭を子供から大人まで体感することができます。
2Fは、2ヶ月毎に大津市内の各曳山や懸想品と言われる見送り幕や飾り金具を展示しています。日本国内でも一級品として知られる大津祭の名宝の数々を目にすることのできるエリアです。

大津祭とは、琵琶湖の街滋賀の湖国滋賀3大祭りの一つと言われ、大津市にある天孫神社の例祭に曳き出される曳山行事で、日本の重要無形民族文化財に指定されていることでも有名です。大津市の街は大津城の開城(1600年)の後に、江戸時代には徳川幕府の直轄地となり、琵琶湖湖上輸送の拠点の地として、また5街道の一つである東海道の53番目の宿場町として大いに賑わっていました。そうした大津の街で多くの富を築き、豊かになった経済により民衆の心意気をもとに生まれたのが大津祭の始まりだと言われています。

大津祭の曳山は13基、そして3つの宵宮飾りで行われており、13基の曳山には全てにそれどれのからくりが乗っておることと、大きな御所車の三輪形式が特徴となっています。そのからくりは、ひきやま意匠となった謡曲や能楽あるいは中国の故事の一節を短い時間のなかで簡潔な動きのもとで表現しています。これはこれは日本中のどこにもない大津祭独自のものだと言われ、曳山祭りのからくりとしては国内でもっとも古いものの一つとして数えられています。このからくりは巡行のルートのなかに20数カ所で披露され、祭りを楽しみに見に来た市民や観光客を大いに楽しませてくれます。大津祭りの曳山の装飾品には中国の明の時代や、国の重要有形文化財に指定されているベルギーのタペストリーなどとても貴重な渡来染織の品々が多く用いられています。また、絵画も京都の3大祭りとして有名な祇園祭に匹敵すると言われる京都で活躍した四条派の有名絵師のもが多く、大津祭の曳山は動く美術館とも称されています。

また、大津祭で振舞われる魔除けの粽が有名で、祭りの曳山から撒かれる魔除けの粽は、それを受けて家の門口にかけておくと災を除けることができると言われています。これは京都の祇園祭の風習を取り入れたものだと言われていますが、牛頭天王伝説をもと盛大に撒かれるのは今となれば大津祭だけだと言われています。また、「ちま吉」というご当地キャラの人気アイドルは、この粽の妖精というコンセプトから生まれたそうです。

この滋賀県大津市で開催される大津祭は、毎年体育の日の前日の日曜日となっています。

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