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滋賀の琵琶湖から流れ出す瀬田川畔の石山寺は紫式部ゆかりのお寺

2020.11.09

滋賀県彦根市にあるウェディングドレスショップ ブライダルハウス サムスィング ・フォーが直営するフォトウェディングと結婚式前撮り専門店、滋賀ブライダルフォトワークスがご紹介する滋賀の人気観光スポット紹介!

今回、ご紹介するのは滋賀県大津市にある石山寺です。石山寺は琵琶湖から唯一流れ出す河川である瀬田川沿いにある紫式部ゆかりのお寺として有名です。そんな歴史と文化溢れるお寺を探って見たいと思います。

キラキラと美しいさざなみが煌めく母なる湖琵琶湖の水が、琵琶湖から唯一流れ出す川となると、やがて穏やかな流れとなる場所、瀬田川。石山寺はその瀬田川の西岸、伽藍山の麓の美しい景勝地の中にあります。その建立は、東大寺大仏建立のための黄金の不足を不安視していた聖武天皇が、この伽藍を立てて如意輪法を修すようにとの夢枕のお告げを受け、良弁僧正を開祖として開かれたのが石山寺です。また、この寺の本尊である秘仏如意輪観音像は、縁結び、安産、福徳などの霊験あらたかな仏様として信仰を集めいており、結婚を願い夢見る若者や、新婚でお子さんを授かった折にも参拝して見たいお寺です。石山寺は、奈良時代から観音の霊地とされ、平安時代になってさらに観音信仰が盛んになって来ると、京都の朝廷や石棺貴族と結びついて高い地位を占めるようになりました。また、それだけではなく多くの庶民の崇拝をも集めたと言われています。その後も、源頼朝、足利尊氏、淀君などの援助を受けるとともに、西国三十三所観音霊場として有名となり、今日まで参拝者が絶えません。

石山寺ゆかりの文化人

紫式部
境内の国宝の本堂は、大きな珪灰石の上に建立されており、この本堂の中にある「源氏の間」は、その昔紫式部が部屋の窓から十五夜のお月様を眺めていた時に、霊感を受けてかの有名な源氏物語を思いついたそうです。右少弁藤原為時の子であり、上東門院の妻であった紫式部は、一条天皇の叔母である選子内親王のためにと、女院より源氏物語の創作を下命され成就を祈願するために石山寺に7日間も篭ったそうです。心澄み渡る中で源氏物語のストーリーの構想ができ、描き始めたとされています。

松尾芭蕉
近江八景の一つに数えられる「石山の秋月」の舞台となっているのが月見亭です。瀬田川の美しい清流を見下ろす高いところに設けられているのが、後白河天皇より以降の歴代天皇の玉座でした。この月見亭には、隣に芭蕉庵と呼ばれるところがあります。俳人松尾芭蕉が、ここに度々きては、長く滞在して多くの俳句を詠んだそうです。瀬田川周辺には、松尾芭蕉ゆかりの場所として墓所である膳所の義仲寺の無名庵や、長い間過ごしていた岩間寺などがあり、芭蕉を尋ねるミニツアーを組むこともできます。

島崎藤村
自然主義の文学者であった島崎藤村も石山寺ゆかりの人物の一人です。石山寺の茶丈である密蔵院の中で二ヶ月におよぶ間生活をし、この出来事を書物である文学界の第7号に茶丈記の名前で寄稿しています。また、石山寺の境内には、石山寺にハムレットを納るの辞と呼ばれる文学碑が建立されています。

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